コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第22話:文化祭に向けてっ! ( No.87 )
- 日時: 2010/07/02 18:13
- 名前: @遮犬@ (ID: SmzuliUF)
さて、周りが最近賑やかになってきた。それはなぜかというと・・・もちろん、夏がやってまいりました。
「楽器熱くてたまんねぇえええ!!!」といっている暇もなくなってきて。
「カキ氷食いすぎて腹がぁあああ!!!」といっている暇もなく。
今、生徒会暴風警報は忙しいです。
「二曲目完成っ!」「三曲目も終了っ!」と、いつの間にか新たなにニ曲ほど作っていやがりました。
いつどこでそんな暇が?ふふ、舐めてもらっては困る。この生徒会、基本働いておりません。
時間は莫大に残されているわけなのですっ!(本当はもちろん仕事やらないといけません)
というより、仕事やらないと新生徒会にはなれないなっていう感じ。だけどもうちの会長さんは
「文化祭で一気にもぎ取ったらいいのよっ!」とまあおバカなことを申していらっしゃる。
とにかく、生徒会は今とても忙しいということがお分かりになったであろうか?
「それで雑務を俺に任せるのはやめろっ!」とりあえず正論をいってみるが・・・
「バカヤロォオ!!それぐらいもできねぇで何が副会長だぁあ!!」
「お前会長だろうがぁああ!!それぐらいとかいう以前の問題ができてねぇだろっ!!」
「会長の命令よっ!働けっ!」
「くっ・・・コイツ・・・」絶対コイツ優越感に浸ってやがる・・・。
仕方なく俺は会長権限というなんとも理不尽な権限で一人雑務に取り掛かる。
「僕も手伝いますよ♪」椿が近寄ってきた。
「いや、いらねぇ。俺一人のほうが早いと思うから」
「まぁまぁ!いいじゃないですか♪んーとどれどれ・・・」
「お前楽器はいいのかよ?」
「完璧にマスターしましたけど?」その「何か?」っていう顔やめろ。無性に腹が立つ。
「クスクス・・・それより♪早く終えないと・・・」
「そうだな」まあ手伝ってくれるというのならこしたことはないか・・・。にしても嫌な予感が。
「はい、緑茶にイチゴシロップかけてみました♪」ほら見てみろ。変なものもってきやがった。
「おまえ・・・なにかぶっかけるもの間違えたんじゃないのか?そこは・・・」
「あ、そうですよね。白ご飯にかけるものですよねー♪間違えました♪」
「お前の食生活が見てみたいわっ!!白ご飯にイチゴシロップって・・・想像しただけで気持ち悪ぃわっ!」
「そうですかぁ?食べてみると美味しいかもしれませんよ?意外と♪」
「お前絶対試したことないよなぁ!?俺に試せと!?そんな無謀なことはしたくないっ!」
やっぱりコイツと一緒にいると腹が立つ以前に、しんどい。というより仕事にならん。
「それにお前、手伝うんじゃなかったのか?何緑茶にイチゴシロップかけてんだよっ!」
「糖分とったら頭の回転がよくなりますよね♪」
「・・・だからなんだっ!?だから緑茶にイチゴシロップってか!?その間違いは絶対に直したほうがいい!」
数分後・・・
「やばいっ!クラスの出し物にも参加しないとっ!」夕姫が危うくギターを落としかける。
そういえばそんなのがあったか。
説明しようか・・・。つまり、文化祭で出すクラスごとの課題というか・・・なんというか。
つまり、劇や、売店など様々である。他校の生徒も見にくるし、かなり盛り上がるようだ。
「俺らのクラスは何するんだっけ?」
「えーと・・・劇だね」
「何するのかまだ決めてなかったな・・・」そういえば夕姫に先生が決めて来いって指令したと思う。
今思えばなんで夕姫に指令したのか謎だが。
「私が神だからじゃない?」
「ですね(笑)ともかく、早く決めないとな・・・」
「なんか嫌なスルーのされ方したっ!!」ガックリとうなだれてる暇はないんじゃないのか、夕姫。
「んー・・・童話みたいなのがいいわね」有紀さんが口を挟む。
「童話ですか?」
「童話はだって皆知ってるもの」
「えー!私はとある魔術の○書目録とかが・・・」
「しません(笑)童話ですかぁ・・・」
「スルーの仕方がひどいっ!」「奏ってこんなスルーの仕方だったっけ!?」
とかなんとか会長と日向さんが言ってるが気にしない気にしない。俺は今忙しいのだ。
アホ発言にかまっていられるほど俺はお気楽でもなんでもない。
「三匹の子豚とか・・・あかずきんとかですよね?」
「三匹の子豚って確か人間に捕らえられて最終的に食われる社会問題的な・・・」
「いやいやいや!!そんなダークじゃないからっ!狼に食われそうになるけどねっ!」
「海賊物とかいいですよね♪」
「あぁ、パイレーツオブカ○ビアンみたいな?」
「いいねー!それで決定っ!」
「早っ!容易いすぎるっ!もっと他の意見だそうやっ!」
「しょうがないなぁ・・・なら私からっ!」
「何?」
「呪怨♪(じゅおん)」
「なんでホラーにいくんだよぉおおお!!!!!」この野郎っ!童話っつってんのになんでホラーかっ!
「わ、私は!ヒーロー物がいいですっ!」
「ヒーローか!例えばっ!?」
「裏切り!殺戮の重なる学校をモチーフにしたヒーロー物ですっ!」
「だからなんで設定ダークなんだよっ!!もうそれはもはやヒーローではないよっ!」
「あ、ちなみに生徒はゾンビです」
「バイ○ハザードじゃねぇかっ!!文化祭の劇でんなもんやりたくないよっ!」
「私から案あるんだけど・・・」おぉっ!紗希の案は何か頼りになるっ!
「いってみてくれっ!」
「あたし○ちとかは?」
「「・・・・・・・・・・」」絶句。ただ一言。
「・・・・え・・・と・・・」やばいっ!紗希が戸惑いをっ!ここで罰がくだるのは俺に違いないと思った俺はっ!
「いやっ!とてもいい案だよっ!うん!あた○んちねっ!うん!」といってみた。
いやな?紗希の口からまさか、あ○しんちが出るとは俺たちは思ってはいなかったんだよ。うん。
「じ、冗談よっ!」なんとか復帰してくれた。よかった。俺に罰がくだらなくて。
そして俺たちは様々な討論の結果。
「私の海賊物ってことでっ!」ということらしい。
さて・・・文化祭で忙しくなるみたいだな。
だが俺はもっと大変な出来事が起こることをまだ知らなかった。