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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: きらきら / 更新 ( No.44 )
- 日時: 2010/07/10 20:38
- 名前: ゆえ ◆kT7Qg1U8SM (ID: /iUvxDbR)
もうすぐ夏休み。そんな踊るような話があるのだろうか。でも私はあまり夏休みを心待ちにはしてなかったのだ。
中学生最後の夏休み、今年は確か少しだけ多いらしいけど。まあそんなことはどうだっていいのだ。
今は彼に会えない寂しさで溺れてしまいそうなくらいいっぱいいっぱいだった。
窓からまぶしい光が入ってきて私はそれを受け止めながらも、窓をずっと見ていた。先生の夏休みの諸注意なんて上の空。そんなの小学生プラス中学二年間で同じようなことしか言わないから、聞いたって無駄で仕方が無い。
今はやっぱし彼に会えないという思いが強くて。
話も終わって帰ろうとしていると彼が自転車に乗って帰ろうとしていた。私は玄関のところでぼうと見ていると彼が私の視線に気づいて笑った。
ああこんな事で運命感じちゃうんだ。あれ私って結構単純? ぐっっと声を振り絞って喋りかけてみるの。
「 あのさー! 夏休み楽しもうよ! 」
「 当たり前だろー! じゃあな! 二学期にまた!」
そう言って彼は自転車のペダルを強くこぎ、学校を後にした。
青い空にソフトクリームみたいな雲が広がった午前中の話だった。
( 青空ソフトクリーム )
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