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Re: 神より生まれし花‐真実は何処に…‐ ( No.22 )
日時: 2011/04/23 22:26
名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: HPru.2N2)

<第13話:危険!夫婦喧嘩と爆弾!?>

—火梨&風威家にて。

「も、もうすぐ着くから頑張って!」

私とコウセ、雪ちゃんは、我が家に着いた。

…そこで起こっていたのは…

「うわわ!やっぱり…。」

「何?」

「すごい爆発音がします…?」

「ハァァ…。うちのお母さんとお父さん、この時期ってか、一か月に一度は起こるのよ。」

「…いまいち、分からん。」

「…お母さんはね、魔法の道具である魔道具を開発した一人目。で、そのなかで気に入ってるものがあって…。それは…。」

「…?」


すると、声がこだましてきた。


「止めてくださいって!琴夜(コトヨ)さん!!」

「止めないわよ!夕葵(ユウキ)!!今日という今日は、私の手料理を食べてほしいの!!」

「いや、なんと言うか…、その料理は食べれる物じゃ…うわわわっ!!」

コトヨがユウキに向かって、丸い何かを投げる。

「ちょっと〜!『大地の声、奏でよ!』…飛べ!」

等身大より頭一個分大きい杖に乗り、ふわりと宙に浮く、ユウキ。

「ずっるーい!!!降りて来ーい!!」

更に投げまくる丸いもの。ちなみに爆弾。

「やーめーてー!…おや?」



「おーい!!ちっちゃいお父さーん!!」

私はやっとこさ手を振って存在をアピール。

「ヒナシ…っ、助かったぁ〜。」

玄関前にいた私たちの前に、10歳児かと思うような身長の私の父が降りてきた。

「え、ちっちゃ。」

「ああ、僕の身長、こんなところで止まったんですよ。久しぶりだね、コウセくん。…あれ?君は?」

ユウキは、雪を見て首をかしげる。

「あ、この子雪ちゃん。」

「初めまして、雪と言います。」

「うん。初めまして。僕はユウキ。ヒナシと、フウイの父親です。で、僕の妻は…。」

と、言いかけたその時…

爆風が、この場にいた全員を襲った。

—続きます。