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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 神より生まれし花 アンケート実施中! ( No.45 )
- 日時: 2011/03/27 22:28
- 名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: XpqlmRGJ)
—続きから。
その後、私とムエン君は寝室に向かいました。
「雪、今日はここで寝てくれ。」
「素敵な部屋だね。うん、分かったよ。」
私はうなづくと、窓辺に寄りました。
今日は快晴で、夜空一面に星が見えます。
「…雪、俺、雪に言っておきたいことがあるんだ。」
「なに?」
ムエン君は、私の隣に来て、同じように夜空を見上げました。
「…俺、実は……水竜族のハーフなんだ。」
「水竜族??」
「あ、雪は知らねぇんだったな。地、水、火、風をそれぞれ司る、竜族って生きものが存在するんだ。」
「そうなんだ。」
「あぁ。で、竜族ってのは、一族の掟で他の種族と恋に落ちてはいけないってのがあるんだけど、俺の母さんが水竜族でさ、父さんと結ばれたんだ…。」
「そうだったんだ。」
「ハーフは、忌み嫌われるらしいけど、俺は小さいころからルメルにいたし、フウイやヒナ、コウセも理解してくれてる。でも、もし、水竜族の地に行くことがあったらって思って…。」
「私は、どんなことがあってもムエン君の味方だよ!それに、ムエン君はムエン君!他の人が何言おうが、私がいる!」
「…雪、ありがとな。」
ムエン君はにっこりと笑いました。
旅立ちの時、歩む道は苦難の壁。
いざ目指すは、……『シ—ロント』
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