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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 神より生まれし花 参照400突破!!オリキャラ募集です!! ( No.78 )
- 日時: 2011/05/25 22:46
- 名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: C6pp1bGb)
—続きから。
カイトは信じられない、と続ける。
「結界石は、町を闇禍から守る為にあの『妖精の女王(ティターニア)』が作り上げたもの。上級魔法師が祠を守っているはずです。」
「ミトによると、何物かが魔法を使い、上級魔法師を眠らせた、と。」
「…それは、まさか闇の花?」
闇の花…すなわち邪月から発せられる魔力は、今までの比ではなかった。
10年前に倒した…『黒竜』よりも…。
もし、邪月がそうするなら、容易にできるだろう。
だが、エンランは否定した。
「…いや、魔力からして、おそらく『花』属性の魔法師…花の暗黒魔法師、か。」
「花が主属性ですか?」
「あぁ、その可能性がある。眠らされた上級魔法師から、百合の香りもしたらしいからな。」
「…、あの子たちは…?」
「分からん。だが、信じるしかないだろう。…ま、いざとなればあの変人もいるしな。」
「コウメイですね。…行かせてよかったのですか?エンラン。」
それは、エンラン自身にとって。
「エンランは、何かとコウメイのことを心配していますし、今回、あまり話をしていないみたいですから。」
カイトがそう言うと、エンランはその言葉に目を見張った。
「〜〜っ?!か、カイト…お前…、…ハァ。なんでお前はそう鋭いんだ…。」
「クスッ、そうでしょうか?」
「…コウメイは、いつもそうだ。私には何にも話しやしない。気遣ってくれているのか、それとも、ただ話したくないのか。」
「…コウメイは、『神眼』の持ち主。ですが、未来を見ても変えられる事柄は少ない。」
「…あいつ、まだ引きずっているのかもしれんな。」
過去を、『視て』、そして『起こったこと』を…。
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