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神より生まれし花‐真実は何処に…‐ ( No.8 )
日時: 2010/06/16 08:31
名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: oKHf8B3C)

久しぶりの更新です…。

<第6話:図書館騒動!!?>

とりあえず、俺らはルメル一大きい図書館に向かうことにした。

図書館は、連盟所のすぐ近くにあるため、魔法師はよくここに来る。


「ひゃ〜、やっぱ改めて見るとでかいなぁ。」

「世界一大きい図書館だもん。蔵書だっていっぱいあるんだし。」

「…ここで、調べもの、よくする。」

「さっさと行くぞ。」

フウイに促され、俺らは中に入ろうとする。

「調べものって言ってもさ、ヒナは雑誌読んでたよな、そういや。」

「なっ?!そんなことないもん!!あれだって調べもののうちだっつーの!!」

「…大好きな、雑誌のよう。」

「コウセ!余計なこと言うなぁぁぁ!!!」

「雑誌じゃ、調べもの出来るわけないし。現に、お前、提出率良くなかったじゃねえか。」

「…………ブツブツ。」

「本当か?ヒナシ。」

フウイが、ヒナに問いかける。
ヒナはガバァ!と顔をあげて

「そんなことない!!!ちゃんと調べものしてた!!」

「…最初は。」

「…それに、そういや調べものの本読んでて、笑ってたりもしてたな?」

「んむむむむ!!ム—エ—ン—!!勝手のこと言うなぁぁぁぁぁ!!」


…しまった。言いすぎて……

ヒナが、逆切れした。


「ヒナシの火の魔法をとくと知れ!!『花開け!我が力』!!」

ヒナの魔法石が赤く光り、手に真っ赤な水晶玉が現れる。

「ムエン!!私の『トロピカルマジック』をバカにすんな————!フレイム・ストーム!『灼熱地獄』!」

立派な炎が俺に向かってきた。
ヒナ、俺の属性すっかり忘れてないか?

「…怒りの矛先は俺だねぇ〜やっぱ。」

「…自業自得では?」

コウセがあきれる。
仕方ねぇ、いっちょやるか。

「『タクト、オン』!!」

俺の手に白い指揮棒。

「行くぞ!ウォーター・ブレス!『戒めの雨』!!」

水の竜巻が、何本にも分かれ、ヒナに襲いかかる。

「うわぁぁん!!くっそ〜、火属性なだけに水には弱いよ…。」

「降参だろ?」

「むぅ。」

びしょ濡れのヒナは、乾かす魔法できれいさっぱりもと通り。

「遊んでないで、さっさと行くぞ。」

「遊んでねぇッつーの!」

「そうだよ!兄さん!!」

「…どこから見ても、遊んでた。」

コウセがまたあきれる。

「遊ぶなら任務についてくるな。」

「そ、そんなことない!!ちゃんとやる!」

あわてて駆け出すヒナ。
…俺も。

…ちゃっちゃと済ますか。



    その書が真実を語るのか、

        語るものが真実を述べるのか

それは、誰にもわからない……