PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 神より生まれし花 参照500突破!!至急!オリキャラ募集!! ( No.84 )
- 日時: 2011/05/30 00:13
- 名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: C6pp1bGb)
<第9話:湖の精、過去のカケラ>
結界石は、湖の中に落ちて行った。
「ど、どうするんだ?!結界石を取りもどさねぇと!!」
「そんなの…泳いで取りに行くにきまってるでしょ!!」
「…うっ!!」「雪!?」
雪がまた、頭をおさえる。
「また、記憶が…?」
ヒナが雪を支える。
「…あの人、あの子は…一緒にいた…?でも…いなくなって…?」
雪は呟いていたが、やがてフッと倒れてしまった。
「…ずっと歩き続けていた疲れもあるんだろう。」
フウイはそう言ったが、俺は何か引っかかって仕方がなかった。
なにか、俺と関係があるような気がして…。
「とにかく、早く結界石を探さないといけないな。」
風魔法で雪を木陰に運び、闇禍に襲われても多少は大丈夫なように盾を張る。
「あぁ、そのためには…。……うぉぉっ!?」
湖からニュ〜っと手が出てきた。手には、探している結界石だ。
『探し物でしょう??はい、ど〜ぞ〜♪』
女の子の声。だが見えるのは手だけ…?
「あ、ありがとう…?」
『わぁ!ほめられちゃったぁ〜♪うれし〜!』
気配を感じないが、悪い奴じゃなさそうだな。
「…あなたは誰ですか?ここに住む精霊ですか?」
フウイは丁寧に問う。返ってきたのはノー。
『違いますよ〜。わたし、ここの湖に来た人を幸福へ誘う人魚…あ、言っちゃった。』
「…墓穴堀かよ…。てか、人魚?」
『そう。元、水の精霊で、名前忘れたけどね〜。ある人…名前覚えてないけど、その人が、私が死んだときにお魚さんと一緒に置いてくれて、転生したのよ。』
「死んだって…結晶になったのか?」
精霊は、死ぬと、小さい…色のついた結晶になる。
水だと、水色とか青とか。
—続きます。
PR