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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 神より生まれし花 オリキャラ募集はとりあえず終了!! ( No.96 )
- 日時: 2011/09/14 21:54
- 名前: フレイア ◆7a0DWnSAWk (ID: UNL2z9Yl)
<第11話:星の記憶>
—港町 シーロントの教会
私は、コウメイさんと一緒に教会で休んでいた。
ユウカさんの魔法で、瘴気を祓ってもらったとはいっても、なかなか熱はひかない…。
おぼろげな意識の中、私は夢を見た…。
あれは、私が5歳の頃の…
「お母さん!お母さん!」
昔からあった古木のそばで、私は草原を走り回る。
今はもう、焦土と化して、古木も消えてしまったけれど…。
「コウセ、あまり走り回ると怪我をするわ。」
あまりにもはしゃぐ私に、少し、心配そうな母。
隣には、私の父…爽哉(ソウヤ)がいた。
「いいじゃないか、セイラ。子供はあれぐらい元気でいなければ。」
「…そうかしら。」
クスッと笑う母に頷く父。
父は、星の一族の長。
ルーインにほとんど住む一族をまとめる役割がある。
母も、星の一族で
私もその力を受け継いでいる…はずだった。
光の力…『星』の力を。
だけど…昔は…
「やーい、劣等生!」
「何が星の一族だ!危険な爆発しか起こらないぞ!」
「調子に乗るなよ!」
ルーインに設けられた施設で、魔法の授業が行われている。
けど、私はなぜか、星の力とは思えない爆発を繰り返していた。
それは、日に日に強くなるばかりで…。
クラス…とはいえ、15〜20人ほどの小規模だが、そのほとんどが私を劣等生とはやし立てた。
先生も、私の爆発を恐れて実習をさせない。
私は、爆発が起きるくらいならしなくてもいいと思っていたから、別にどうも思わなかった…。
ある日…
私は、授業から帰るところだった。
その時
星のチカラが制御できずに……
暴走することになる。
—続きます。
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