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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: —A shine of light— ( No.35 )
- 日時: 2010/07/21 06:02
- 名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)
「やばい! もうこんな時間じゃないッ! 仕事終わってないわよ、どうすんのよ!」
いやいやいや、俺らが聞きたいよ。リーダー、ゲームのセンスなさすぎるよ。
俺らは一刻も早く帰るべく、精一杯、ばれない程度にできる限り必死に手を抜いた。
しかし何回がんばってもリーダーはすぐコースを外れ、落下してしまうのだ。これじゃコンピュータの一番遅い奴にも負けるわけで、今に至る。
「もうゲームやめません? 仕事終わりませんよ」
「いやよ! だって私一回も勝ってないじゃない!」
あぁ、今日中に帰れないかもしれん。
俺も真も、まゆでさえもげんなりしていた。
ガチャッ
しかしその時、神が舞い降りた。
「……何やってんのよあんたら、しかもリーダーまで!」
「「「咲さーんっ!」」」
コロネオのドアを開けて入ってきたのは雨宮咲だった。俺はこの時、真面目に咲さんが神に見えた。
咲さん! 早くこの状況何とかしてッ!
「あぁ、咲。バイト終わったのね」
「はい。ってかなんでゲームしてるんですか」
そうだそうだっ! さすが咲さん!
「え、龍輝がどうしてもって言うから…」
…ん? お、俺——!?
え、やめて咲さん。そんなに睨まないで!
真もまゆも、目そらさないで!
「なんでそうなるんですか!? いや、俺らはリーダーに頼まれてやってるだけであって…!」
「と、とりあえず仕事終わらせましょう。」
花本リンネが咳払いをしてそう言った。
俺、なんかもう辞めたいっす。
*
その後は咲も手伝い順調に作業は終了。
帰ったころには時計は21時をまわっていた。
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