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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: —A shine of light— ( No.6 )
- 日時: 2010/07/21 05:39
- 名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)
「はい、まず私たち以外の魔術師が不穏な動きをしているとかしていないとかいう件は……
んーめんどくさいからパス。」
「おい、リンネ。それはねぇだろ」
花本リンネと対等に言い合えるのは翔だけだ。
どういう関係なのかは誰も知らないが、皆がリンネをリーダーと呼ぶ中、彼だけがリンネと呼び捨てしている。
実質の副リーダー的存在である。…というか、翔がいないとコロネオの会合はまとまらない。
「こんなにめんどくさい案件、調査はもうすでに真とまゆにしてもらってるし、いいわ。」
「何か起きなきゃいいけど」
「そうだ、真、まゆ。なんか解ったことある?」
「え、えと今は何とも…。もう少し調べさせてください…」
飛田まゆがモジモジした様子で言った。まゆはいつもこんな調子で正直少しイライラする事もあるのだが、まぁ悪いやつじゃないし、かわいいから許そう。
「僕も今のところは…、すいません。」
真は、ノートパソコンを開いてキーボードを叩きながら言った。
「了解。はい次—…」
…なんというか、俺の出る幕がないまま話し合いは進んでいる。
「次、咲。なんか話し合いたいことある?」
「え、最近成仏してない霊が多い気がするから、なんか問題起こる前に対処したほうがいいと思いまーす。」
「そうね、龍輝よろしく」
…あぁ、俺絶対リーダーに嫌われてるよ。
なんでいっつもこういう役回りなんだ……。
なんて、思ってはいても逆らえるわけはなく、「ふあーい」と適当に返事をしておいた。
——と、ざっとこれが俺の日常。
今夜は街の見回りに行くことになりそうだ。
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