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Re: 光のレナリ    二章、黒歴史!! ( No.148 )
日時: 2010/12/27 19:49
名前: 紅葉 ◆juofRO3qYc (ID: BfXEK8t.)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

ボリュームトゥエンティーワン

「んあ?何だよ、リンネリット=メルサ。俺になんか文句あんのか?」

やっぱり、そうだ。

やっぱり、やっぱりやっぱり!!

「あなた・・・。」

…だめだ。

私は仮にも、リンネリット=メルサ。

クラル=メルサリンが公式にシルフィアとされてしまった以上、私は…。

「いいえ、何でもないんです。ごめんなさい。」

これでいい。

私がここで騒ぎ立てても、皆に迷惑がかかってしまう。

そして、私自身も…。

「…リン、知り合いなの?」

何なの、この人。

せっかく割り切ったのに、どうしてまた掘り返すの?

「違うわ…。人違い…だったみたい…。」

ひとの気持ちを考えない人。

…ううん、考える気が無いのかもしれない。

外見をどんなによくしても、

結局この人も、私のことを道具としか見ていないのかも。

「そう?なら、いいんだけど。彼はクレハ=ルイス。そしてこっちが、エイシーナ=ルッソだよ。」

「はじめまして。クレハだよ。星爆破官志望なんだ。よろしく。」

なんか、ぽわぽわした人だ。

…内緒とかは、話したくない感じの。

ああ、否定的な考えしか出てこない。

私は、なんて、嫌な女、なんだろう。

「よろしく…。」

「エイシー、君の番だよ。」

クラルがエイシーナを急かして、

エイシーナはだるそうに

「エイシーナ=ルッソ。」

とだけ言った。

エイシーナ=ルッソ…。

やっぱり、この人だ。

絶対そうだ。

「よろしくお願いします。エイシーナ、クレハ…。」

『少女に爆破官幹部が入隊を促した模様。引き続き情報が入り次第…。』

ニュースが、響いた。