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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 光のレナリ----オリキャラいったんしめきります ( No.95 )
- 日時: 2010/12/03 15:28
- 名前: 紅葉 ◆juofRO3qYc (ID: BfXEK8t.)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
ボリュームナイン
君の事を初めてみた
その瞬間。
僕は君が欲しくなった。
「なぁなぁ、クラルー。」
「ん?」
僕に声をかけてきたのは、クレハ=ルイス。
「知ってるか?この間放送あったんだけど・・・」
起こったニュースを速報で知らせる放送。
僕は特に聞いてない。
「何かあった?」
「うん。果実が輝いてる女神が生まれてきたらしいんだ。名前は、えっと・・・。なんだったかなぁ。」
なんだ、それ。
イワユル
所謂特別扱いってやつか。
愚の骨頂、
何が輝く果実。
くだらないにも程がある。
きっとそいつは、天狗になった高飛車、自己中心的、勘違い女なんだろうな。
そんな本音は押し込んで、
「そうなんだ。僕はあまり放送って聞かないからなぁ。」
にこやかに返す。
「とにかくさぁ、今日、儀式をするんだってさ。一緒に行かない?」
儀式、ねぇ。
まぁ、一度その女の顔くらい、拝んでおいてやるか。
「あぁ、有難う!うれしいよ!」
完璧な笑顔は絶対に崩さない。
「今からあるんだよ!行こう!」
純に笑いかけるクレハ。
僕は、こういう純な顔を見ていると、
言いようの無い感情がこみ上げる。
にしても、今から、だと?
急にも程がある。
いい加減にして欲しいね、こいつの頭の中は年中お花畑なんじゃないのか。
「ああ、早いほうがいいよね、楽しみは。」
皮肉をこめて言うが、クレハは気づかないようだった。
「そりゃあそうさ、待たなくていいもん。早く行こうよ、始まるよ?」
皮肉でかえされた、
いや、こいつの場合は天然か。
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