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プロローグ



「アンタなんて、もういいよ。」


そう告げられて、終わったかのように見えた彼女の人生。

だけど、そう簡単には終わらせまい。


彼女を救うべく、彼女のお祖母さんお祖父さんが立ち上がった。


「なっちは、私たちが預かります。」


思うように生きられない彼女は、ただひたすらお祖母さんとお祖父さんに、ついて生かなければいけない。

きっと大丈夫。この人たちなら大丈夫。

そう信じ続け、生きてきた12年間。

13年目に入ろうとしたその日。


彼女は人の『感情』というものを探すべく、1人で歩もうと心に決める。



愛とか、思いとか、心とか。

まったくわからないまま終わるのと、


苦労とか、悲しさとか、心を

味わってやっと幸せにたどり着くのと、



どっちがいいだろうか。


きっと、彼女はその大いなる選択の時

幸せになれるほうを選んだのだろう。


あなたならどちらだと思うだろうか?

ちょっとカケてみませんか?


さぁ、彼女の人生と一緒にごらんあれ。