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03:accentcolor☆girl



お金がなく、生活に困っていた。
じぃちゃんが死んでから、もう1ヶ月。
今日はあたしの、週1回の検査の日。
だけど・・・行けるかな?

でもばぁちゃんは笑っていた。

「病院、」

「んぁ?」

「病院・・・どするの?」

「こーちゃんが来てくれるで。」
こー・・・ちゃん?
今まで、聞いたことのない名前。

「こーちゃんは、なっちのパパの弟ださ。あたしの子供よ。」
あたしの・・・おじ?

どうしても、とーちゃんと同じような姿が目に浮かぶ。


怖い・・・・。


だって、あたしを置いて出て行ったとーちゃん。
顔は覚えてないから、ぼやけてるけど・・・
どうしても恐怖心が、消えない・・・消えない。


あたしはスーパーガール。アクセントをつけてやる。

あたしはスーパーガール。アクセントをつけてやる。

あたしは・・・

あたしは・・・


そう唱え続けていると、ピンポーンと音がなった。

「はぁい。」

ばぁちゃんが出ようとする。


どうしよう、でもとーちゃんじゃない。

どうしよう、でもこーちゃんだから。

どうしよう、でもスーパーガールだから。

どうしよう、でもアクセントガールだから。