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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕の涙腺を刺激するもの 前編終了&13話、14話更新!! ( No.147 )
- 日時: 2010/10/17 15:16
- 名前: 風菜 (ID: NhY/JZtF)
中編 プロローグ
あの時から、何年経ったのかな?
私達がもう二度と忘れられない悪夢から、君は逃れられてる?
私はまだ、苦しくて悲しい涙しか流せてないんだ。
今も、君を想ってて。
君しか、考えられなくて。
『運命』って言う鎖から、一番逃れられていないのは、私の方なんだ。
天使の仮面を被った悪魔を、私は救世主だって馬鹿みたいに思ってしまったんだ。
だから、今私がしている事は、それの報い。
それでも、君が大切な事に変わりは無い。
あの、埃が舞っていた、古ぼけた図書館で見つけた、君の小さな小さな発見。
————— 『涙って、涙腺から出るんだって。』
今の私の歯車は、そこで止まってる。
無邪気に笑ってたあの頃で。
綺麗に輝いてたあの頃で。
君の泣き顔が見たくて、私が利口そうで利口じゃない宣言をした時から。
————— 『君の涙腺、私が開いて見せようか? 』
君が一度も泣かずに終わった、あの暑い季節で。
私の心には、一つの細い灯りだけが、寂しく灯ってる。
いつも、君を想いながら。
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