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Re: 僕の涙腺を刺激するもの   ( No.382 )
日時: 2010/12/30 17:00
名前: 風菜 ◆feeLWMpK0E (ID: 6sQlqYA7)

「それは、実にくだらない理由ですよね? 」
私は微笑んだ。

「自身の脳にその能力を取り入れたいから……、そうでしょう? 」

父親の額に、汗が滲んだ。
私は吐き捨てる様に笑い声を漏らした。

「本当にくだらない……。その能力を手に入れて、自分が何とかなるとでも思っているのでしょうか? 」

「お……、お前に何が分かる!!!! 」
言い返す父親。
私はわざと冷徹な視線を送った。

「では、そちらに私の何が分かるとでも? 私の苦しい思いが、貴方に分かりますか? 」
私は1歩歩み寄り、言い放った。

「あろう事にも、貴方はもう1つの『予測する力』を手に入れようとしましたね……? 」

「バ……バカな!!!! 何故そこまで分かる!!!!? 」

私はそう反応する父親にすぐさま言い返した。

「分かりますよ、普通。私は貴方のように愚かではありませんから。










—————殺しましたね? 杏香さんを。」