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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re:僕の涙腺を刺激するもの ( No.46 )
- 日時: 2010/10/17 14:42
- 名前: 風菜 (ID: NhY/JZtF)
「ふふふっ。」
水槻一琉は短く笑った。
「良く分かったわね。どこでそんな情報を手に入れたの? 」
何か面白い物を見るような目で、彼女は僕に聞いた。
「それこそマイナーな、科学雑誌と文学雑誌だよ。結構大きく取り上げられていた。視点が他の馬鹿気た週刊雑誌とは異なるものでね、恥ずかしながら見入ってしまった訳だ。」
僕は水槻一琉が頬杖をついた机に、右手をかけた。
「まぁ、今となって君の功績を忘れていた自分を、本来ならば一番辱めなければいけないんだが……。」
僕はふっと笑った。
これから、彼女の前でこの笑みを見せることが多くなるだろう。
だが僕は、惜しむ事など決して無い。
「少々今までに無いくらい精神の昂ぶりが激しいのでね、君に礼をあげようと思うんだ。」
僕は水槻一琉の胸を指した。
「とても面白いストーリーを聞かせてくれた君に、今度は僕が物語をプレゼントするよ。」
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