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Re: 僕の涙腺を刺激するもの  ( No.76 )
日時: 2010/10/17 14:49
名前: 風菜 (ID: NhY/JZtF)

第7章 「実験準備完了」


「よしっ、完成だっ! 」

「「「イエーーーーーーーーー★ 」」」
兄貴二人、そして母さんの叫び声がした。

「あらあらあらあらあら、伊吹ったら、随分カッコよくなったじゃあ〜い♪ さすが私の子♪ 」

「「伊吹は元がいいんだって、今まで宝の持ち腐れだっただけだよ。」」
兄二人が口を揃えて言った。

「でもまあ本当に、伊吹をいじる事が出来て父さんは嬉しいよ。」
父さんが泣く様な仕草をした。

「とにかく、全身見ろよ、伊吹。せっかく俺と響貴で制服も着崩してやったんだからさ。」
兄、吹雪が笑っていた。

母さんが僕の前に鏡を待ってきた。

















「!? 」

驚くと言う他ないだろう。











髪は軽く茶色に染められ、テレビに出てくる様な俳優みたいな髪型にされていた。

制服のYシャツの第一ボタンは開けられ、ネクタイもほんの少し緩めに。

目につけていたメガネは外され、コンタクトになっていた。
















「どう? いいでしょ。」
母さんの言葉に、僕は笑った。

















「上出来だよ。」






















実験準備、完了だ。