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Re: アタシは今日も恋をする。(参照してください) ( No.23 )
日時: 2011/05/24 21:14
名前: ハルカ (ID: HijqWNdI)

Ⅱ【011】







ツーツー・・・・

電話が切れても尚、あたしはケータイを耳に当てたまま動けなくなっていた。

なんて言えばわからなかった。【あの話】は三鷹にはしないって自分で決めていたから。

だから、必死に誤魔化そうとした。だけど言葉が出てこなかった。

何かいわなきゃ!て思って口を開いた瞬間、三鷹の弱々しい言葉が耳に入った。

「・・・俺じゃ、頼りにならないか?」

違う、そんなんじゃない。あたしは・・・———

「何?」

ひどく冷たい声にあたしは口を詰むんだ。

初めて聞いた・・三鷹の・・・あたしを突き放すような冷たい声。

・・・言わなきゃ・・・。【あの話】 三鷹に嫌われたくない・・・———

だけど・・・もし言ったら?三鷹もあたしから離れてくの・・・———?

そう思うと言いたくても言えない。あたしは俯き、歯を食いしばって服を握り締めた。

「ゴメン、切るな」

——ッブツ 一方的に電話を切られる。

あたしの頬に一筋の涙が流れた・・・

・・・・————

どうすればよかったの?どっちにしろ三鷹はあたしから離れてったじゃん・・・。

するりと耳に当てていたケータイが落ちる。

やっぱりあたしは一人ぼっちじゃん・・———!!

あたしは座り込んで・・流れてくる涙を拭うことができなかった。