コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Because you were「貴方がいたから」 ( No.49 )
- 日時: 2010/08/01 23:25
- 名前: ハルカ (ID: Ql6I3uXy)
Ⅳ【019】
———パチッ(電気を消す音)
「ごめん、ベット占領しちゃって…」
澪が申し訳なさそうに誤ってくる。そんな澪に俺は微笑みながら
「いーよ。つーか大体女を床で寝させれるわけないし」
「ありがとう…、…隣来る?」
俺はその言葉に驚き、布団から跳ね起きた。暗闇のため、澪の表情が見えない。
一体何を考えたらそんな言葉がでんだろうか?
俺を誘ってんのか?つーか最近甘い展開ばかりじゃねえか??しっかりしろよ作者。
俺個人は別にいいんだがよ…///←
俺は立ち上がりカーテンを開け、窓を開いた。風が体の火照りを覚ましてくれる。
澪の方を見るとベットの上で体操座りをしていた。
そんな澪の隣に俺は座る。
しかし、互いに俺たちは黙っていた。
しばらくしてから澪が俺に寄り添ってきて体を預けた。
俺も同じように澪に寄り添い体を預ける。そして口を開いた。
「お前、まだ俺に言いたいことあるんじゃねぇの?」
俺の言葉に、 澪の顔に影が射した。——やっぱそうか。
帰るときといい、今といいなんか様子が変だったから…。
さっきは適当にほおっておいたけど…;;
少しの沈黙の後、澪は口を開いた。
—————
三鷹はどこまであたしの事をみているんだろう?
全部三鷹にはお見通しなんだね…。
「三鷹はあたしから離れていかない??」
あたしの言葉に疑問を思ったのか首を傾ける。
「…?あたりまえじゃん」
「ずっと、…そばにいる?」
「あぁ」
あたしはその言葉に優しい笑みを三鷹に向ける。
三鷹はあたしのその反応に不意をつかれたのか顔を赤らめた。
「ならいいの」
いかにも「は?」という顔をしている三鷹。
だけどあたしはそのまま穏やかに
「あたしはそれだけで十分…」
それだけ言って瞳を閉じた。
しばらくしてから額に口付けを落とされた。
どこまでも甘く優しい三鷹に
涙がでそうになった。
疑問に思いながら深く追求しない所が三鷹らしいよ…———
あたしはその日、静かに眠りに落ちていった————