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Re: アタシは今日も恋をする。(参照してください) ( No.5 )
日時: 2010/08/06 21:23
名前: ハルカ (ID: apTS.Dj.)

Ⅰ【002】









————翌日






「おっはよー」

「澪ー!!」

「鈴菜、…ちょっ、だぁ——!!」

教室に入った途端、親友の鈴菜に抱きつかれ倒れそうになった。

中学からずっと一緒で今現在(高2)でも一緒のクラスだ。

「朝から危ないでしょーが」

鈴菜をべりべりはがしやっとのことで自分の席につく。

「うす」

隣人の進藤三鷹が登校。「はよ」とかえし深ーい溜息を吐く。

「なんかあった?」

「ううん、…別に」

「ふ〜ん?…失恋したのに?」

「はぁ!?」

三鷹の思いもしない発言に思わず叫ぶ。教室のギャラリーは一瞬にしてあたしたちを見る。

「ちょ、来て!!」

恥ずかしくなって三鷹の腕を強引に引き、教室を出た。

「なんで知ってんの!?」

渡り廊下まで引きずってきた途端、身を乗り出しながら三鷹に質問攻め。

「忘れ物取りに偶然?」

なんで語尾が?なんだよ。しかも冷静に答えすぎだろ!!

思わず突っ込みたくなるような感じで逆に呆れてしまう。

「…まじかー」

思いっきり肩を落とすあたしに少し可哀想に思ったのか「ごめん」と言ってきた。

「ついで言っとくと今までも聞いてた」

……———。ん?ちょ…

「はぃ————!??」

「わりぃ」

本当に申し訳ないと言うように誤ってくる。

「#*‘@○・・・!?」

あたしは口をパクつかせたまま何もいえなかった。