コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: アタシは今日も恋をする。(参照してください) ( No.9 )
- 日時: 2010/08/06 21:24
- 名前: ハルカ (ID: apTS.Dj.)
Ⅰ【005】
三鷹side
「・・・別れよ」
「いきなりだね」
・・・・。冷徹ムードの中ひとり冷や汗を掻いてる男がいた。
ぅわー・・・、現場に立ち会ってしまった;;
俺、進藤三鷹は忘れ物を取りに教室に戻ってきたところ偶然別れ話・・・という現場に立ち会ってしまった。
「〜〜誰だよ」
半分あきれ気味に俺は教室をそ〜・・っとのぞく。
ん?・・・澪!?
驚きのあまり、いや、これもまた呆れ気味に俺はばっと視線を廊下に戻す。
またかよ・・・。実を言うと俺は澪の告白現場、別れ現場を何度か聞いていた。
告白現場は全部俺が勝手についてって聞いてるだけだけど、別れ現場は奇跡に近いほど全部偶然だ。
いや、まじでw
ついってってる・・・=俺は澪が好き
になると思うけどあえて否定はしない。
それ、ホントだから。
中2の後半から澪はよく男と付き合っていた。しかもいきなり・・・。
同じ時期に俺は澪に避けられるようになった。
高校の話だって一切相談してこなかった。
だから俺は木下に行く高校を聞いて必死に勉強して同じ高校を受験した。
そして、驚いたのが一つ。
澪は俺と同じくらいバカだ。だけど結構有名な高校を受験するなんて・・・。・・・・なんでだ?
俺はこん時まで澪のことが分からなくなっていた。
だけど、一つだけ分かっていたこと。
アイツは誰かと別れるとき、心底悲しそうな顔をしているのにどこか安心したような・・・
これは俺の見間違いかもしれないけど、毎回そうだ。
もしかして、お前他に本命がいるんじゃないのか?
だから本当は・・何処か、何処か安心してて、
なんかの理由でめちゃくちゃ悲しんでんじゃねーのか?
いまだに続いている別れ話を覗く。
冷静に答えてんじゃねーよ。震えてるじゃん。
確かにこの話は俺の感かもしれないけど・・・
だけど、なんとなくおれは「絶対そうだ」と確信を持っていた。
もし、寂しんならずっと傍にいてやるから・・・・
だから、ホントの事俺に話せよ・・・。
俺がそう誓った高校生の春・・・——————
避けられんのはもうごめんだ。
避けられんなら、俺から話しかければいいじゃねえか!!
今日も俺、進藤三鷹は心に誓った思いを強く強く刻み付ける・・・・————