コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 「あたし達、双子ですっ!」 ☆コメください><☆ ( No.7 )
日時: 2010/06/20 11:25
名前: ☆愛未☆ (ID: 3JMHQnkb)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs/index.cgi?mode=view&no=11073

2話 華音目線

今日から2年生!

華音はクラス替えをとても楽しみにしていた。

「何組になるのかなぁ?」

走りながら華恋に聞いてみた。

「華音は、4組になりそう。」

華恋は予想すると、たいてい当たっているので、華恋の言う事を信じている。(らしい)

「ふぅん。あたしはね、華恋は6組になりそうな気がするんだっ!」

「どうして?」

華恋がきょとんと聞く。

「え?ほらぁ、華恋って偶数っていうイメージがあるからさ」

「なぁにぃ、それ」

華恋はくすくすと笑っていた。

あたしも、可笑しくなって、笑っていた。

☆★☆★


学校に着いて、クラス分けの表を見ると、

華音は華恋の予想通りの4組で、

華恋は華音の予想外れの2組だった。

「なぁんだ。華恋と、校舎も違うし、体育も合同じゃないじゃんか」

華音はほっぺたを膨らませた。

「仕方ないじゃない。廊下で会うだろうし」

華恋は少しニコっと笑った。

「うん・・・じゃ、あたし、こっちだから」

「はいはい、じゃ、またね」

華恋と別れて廊下を1人で歩く華音。

「知ってる友達いなかったらどうしよう・・・」

華音は急に不安と言う文字が頭を過ぎった。


その時——————。

「あ!華音っ!みぃつけたっ!」

びっくりして振り向くと、そこには同じ陸上部の友達、「緒川麻衣」がいた。

「おっ!麻衣じゃんっ!麻衣は何組になったの?」

「うちはね、4組になったのっ!」

麻衣ははじける様な笑顔で答えた。

「うそっ!あたしも4組!」

華音はびっくりして目を丸くした。

「まぁじでぇ?!じゃ、これからよろしくねっ!」

「うんっ!よろしくっ!麻衣!!」

あーよかった。友達が同じクラスで。


安心した華音は、麻衣とスキップしながら教室にむかった。