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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: おてんばアリスの策略! 彼女依存症 ( No.24 )
- 日時: 2010/06/21 18:15
- 名前: はるた ◆On3a/2Di9o (ID: V32VFdCN)
消えてしまえと君に言った。
君は泣くことも反論することもせずごめん、と一言呟いた。その声が震えていることに、僕は目をつぶった。
世界に君しか要らない、そう思っていたはずなのに。
僕は言葉という凶器で君を傷つける。謝ることすら出来ず、自分までも苦しめていく。
もがけばもがく程、君を手放してしまう気がして怖い。僕は君がいないと生きていけないというのに、何故。
君を傷つける僕は君のことしか見えないのに。
あなたは私のことが本当に憎くて嫌いなのね。
そう君に言われたとき、何かが崩れる音がした。違う、違う。違うんだ、ねぇ聞いて。僕の話を聞いて。
君に叫んでも、もう壊れてしまった関係を戻すことは不可能だった。僕はとんでもないことをしてしまったみたいだ。
君を壁に押し付ける。手首は異常に細く、弱々しかった。
何? 君は訝しげに眉を顰める。
離して、こんなことしに来たんじゃないの私。君の目に、僕はいなかった。
ねえ、何を間違えてたんだろう。
何で君を愛してたのに、僕は君に愛されないんだろう。
君に愛してると呟いた。ようやく素直になった言葉を、聞いてくれるはずの君はもういなかった。
(愛してるを呟く僕は)
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