○−prologue女なんて、俺の表面しか見てない。伊槻くん伊槻くんってウザくてたまんねぇ。彼女なんていらない。男友達だけでマシ。騒がれるぐらいなら、不細工に生まれたかった。そんな女に呆れてきた頃、話しかけてきたのはあるクラスメイト。 「伊槻くんと友達になりたい」──そいつは、学校中からの変わり者だった。