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Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.15 )
日時: 2010/07/17 00:11
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−06



「お…岡本さん。昨日はごめん。」

「……へ?」

「いや、殴っちゃったし…
 本当に反省してるの!この通り!」


長谷川さんと田端さんは土下座を
今からする感じで四つんばいになった。


「…急にどうしたの?」

「あの後よく考えたら、ウチら最低だなって思って!」

「そんなんいいってば!
 それより、パウル君…」

「?」

「あっごめん!何か急に
 違うことが頭に浮かんできて☆てへ。」

「(岡本ワールドは独特すぎる…)」

「あ、でさ、土下座とかいいから!
 全然怪我も何とも無かったし〜!
 それより、今から伊槻くんに気持ち伝えたらどう?
 今なら伊槻くん教室いるし、チャンスだよ!」


「ええっ…!?」



───────────────・・・・・



「…で、伝えたい事って何スか。」

「あ…と…そのあのウチさ…
 あっ、ちょっと待ってて!」


私の元へ長谷川さんが戻ってきた。
顔はすごく真っ赤で、汗が凄かった。
はあはあと呼吸が乱れている。


「無…理だよ!緊張ヤバいもん!
 てか、あれ?田端は告らないの!?」

「ウチはええわぁ〜♪」

「ずるっ…!」

「まあまあ、当たって砕けろだよ長谷川さん!」

「───よし!もっかい行って来るわッ…」


長谷川さんと伊槻くんが少し遠くに見える。
長谷川さんは、すっかり乙女だった。
伊槻くんは相変わらずの仏頂面。

すぐ確認できるように、私と田畑さんは
近くの草むらで隠れた。

実ってくれたらいいなあ…。


「伊槻君、ごめん待たせて!──で、あのさ

ウチ…伊槻君の事好きなんだ。

もしよかったら…友達から…いいか…な?」



         言ったッ────────…!