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Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん  /  追加修正しました ( No.22 )
日時: 2010/10/11 01:32
名前: apple★ (ID: MTGEE0i4)

○−07



「友達からいいかな…っ?」

「……は?」


…ん?んん…?
この冷たい返事は…


「俺女嫌いなんだわ。だから無理。」

「あっ…あ───…だよね!
 ごめんね。嫌だよね。じゃあ…!」

「ああ」


長谷川さんは手で涙を拭いながら戻ってきた。
私も、その時少し涙が出てきた。


「大丈夫かいな〜莢〜…」

「長谷川さん…!」

「あはっ!やっぱしウチに伊槻君は
 釣り合わない!もっと似合う人探すわ!」

「よく告ったわ莢ぁ…!」


長谷川さんは、気分良さそうに笑った。
告白できただけで、嬉しかったらしいの。

…てか伊槻くん
なにも友達ぐらいならなってもいいじゃん#

ま、長谷川さんが満足してるみたいだし、いっかあ...




「なんか寂しいな〜最近希咲ちゃん
 長谷川ちゃん達のグルばっか行ってて
 こっちに顔出してくんね〜」

「別にせいせいするから俺には嬉しい。」

「…」

そういや伊槻って頭の中で何考えてんだろ…
高2の男子っつったら普通変な事
考えるんじゃね!?

「伊槻!今日俺の家来ない?
 いろんなトークしようぜ!もちろん
 エロティックな…」

「市ね」

「・・・(‾ー‾;)」

「あ…和樹、来週テスト週間だけど大丈夫なのか。」

「エッ…!?そうだっけ!?
 やばいやばいやばいオワタ!」


和樹は中学の時から毎年補習。
中3の頃の期末の数学なんて、
4点をとったほど頭が悪い。
なのに本人は少しも改善しないという…


「まっ、何とかなるさぁ〜」

「お前よくこの学校入れたな。
 偏差値68だぜ?」

「ま☆色々頑張ったわけ!」

「あっそ。」


伊槻は頭がよくていいな〜
テストで俺も毎回90点台ぐらいとりたいよ…

俺はちらっと数学のワークをめくってみた。
が、すぐ閉めた。

やっぱ無理…

この学校入れたの奇跡に近いわ…



キーンコーン───


「よっしゃ!学校終わった〜
 伊槻、カラオケ行かね〜?」

「ああ、俺今日用事あるからパス。」

「…?」


興味本位、伊槻の後を尾行してみた。
伊槻が振り返る。俺が隠れる。
その繰り返し。

伊槻は、どんどん道路を歩いてく。

着いたのは…家。
伊槻の家じゃない。
誰かの。

よく…見えない。
もっと近づきたい、けどこれ以上はきっとばれる。

女が家から出てきた…!
あれは確か2組の…?

        
       え…!?
    

         伊槻の彼女────…!!??