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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 不器用なつくり笑い。 ( No.12 )
- 日時: 2010/07/11 13:21
- 名前: めふぁ ヽ(´∀`) (ID: B1rykyOu)
- 参照: ずっと見つめる 視線の先 。
頭の中で、
色々な事が浮かんでくる。
そうは言っても、
頭の中のほとんどが悩みで埋め尽くされている。
特に、
義理の母が気に入らなくて仕方なかった。
ほんの半年しか、この家に住んでないと言うのに、
馴れ馴れしい所などは、
一番気に入らない部分だった。
ふと、窓の外を見上げると、
真っ暗で、虫の鳴き声が聞こえる。
窓につるしている風鈴が、
綺麗な音を鳴らしていた。
その度に、
憂鬱な気分にひたってしまう。
「明日も学校だ……ね……」
小さな声で、
心の中の自分にそう言った。
心の中は、もう、
家に帰りたくないし、学校にも行きたくない、
そう思い始めていた。
学校へ行っても、
今日みたいに雑用扱いされて、
家に帰ってみれば、
私を憎んでいるかのような義理の母と、
それを気づかずにのんびりとしている父がいるだけで。
私は、もう一度机に顔を伏せた。
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