コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

story2-2 ( No.11 )
日時: 2010/07/18 22:14
名前: 灰猫 ◆vMsFzxQbBc (ID: Z5bWY0rP)




「保留?」

「そ、そう、俺、あんま委員長の事知らないから、その、委員長をもっと知ってから答えをだすっていうか」

「つまり……私は河野君を振り向かせれれば良いって訳ね?」

「え?……まあ、簡単に言うとそんな感じ」


振り向かせるって……
なんで委員長が俺なんかを好きなんだ……?


「じゃあこれから仲良くしてもらっていい?」

「あ、うん……」

「ありがとう、じゃあ私、教室に戻るね」


にっこりと笑ってそう言うと、委員長は校舎の中へ入っていった

……ま、まじで告白だったとは
俺、夢でも見てるのか?
なんだろう、あんな可愛い子に告白されると……幸せだな

俺は幸福に浸りながら校舎の中へ入った

しかし、俺に惹かれる要素なんて何一つ無い気がするが……
頭は悪いし、自分で言うのもなんだが顔も普通、身長は平均より少し高め
かなり平凡な男なハズなんだが……


「えぇ?そんな事ないよー!」


階段を下りると女の子の声がした

……?
こんな人気のない校舎で話してるなんて、なんか密談か?


「やだー花ちゃんって面白いんだねー」


角を曲がるとそこには一人の少女の後ろ姿があった