コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

story3-1 ( No.12 )
日時: 2010/07/18 22:17
名前: 灰猫 ◆vMsFzxQbBc (ID: Z5bWY0rP)




「……は!?」


思わず声をあげてしまった俺
さっきの幸せな気分はどこへやら
俺は今、混乱に満ちている


「!?」


少女が振り返った
少女はまさに眉目秀麗、まるでアニメや漫画に出てくるような美少女だった
長い髪は少女の美しさを惹きたてていた

……って、やばい!
なんか俺見ちゃいけねーもん見ちゃったし!


「あなた……誰ですか?」


恐る恐る聞く少女

俺の台詞だよ!!
誰だよこの子!!
つーかやべえよこの状況!!


「いや、あ、そ、その……気にすんな!じゃあ!」


俺はそう言うとダッシュでその場を去った

忘れよう、忘れよう!
いや、そもそも俺は見なかった!
それでいいじゃないか!!
うん、あー告白嬉しかったなーひゃっほーい!

なんとか気を紛らわすも離れない衝撃的な光景

あの子……なんだったんだ!?
……って、忘れろ俺!
なにも見なかったんだ、うん、そうだ、見なかったんだ

俺は教室へ戻るとゆっくりと席に着いた


「祥ー?どこ行ってたんだよお前ー」

「え、あぁ、ちょっとな」

「ふーん?つーか、お前なに汗かいてんの?今日そんな暑いか?」


咲が不思議そうに