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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私の好きな人 ( No.8 )
- 日時: 2010/07/13 15:14
- 名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: Yp5G3QR0)
第四話
そして、そこにいたのは————
クラスメイトの女子軍団だった。
「あっ、有本さん来たよーッ」
これは、告白…じゃなくて、脅迫??
「あ、あの何の用?…ですか?」
「ねぇ、千夏。ハッキリ言っていい?」
なんだろ?まさか…いじめられないよね?
うん、絶対ない!…はず。
「いいよー」
「志保、学級委員交代してっ♪」
ハートマークまで付けて、心愛は言った。
そう言われたら、普通は断る。
が、志保はこういった——
「うん———いいよっ」
私は、あっさり言った。
「えええぇぇええー!!!そんな、あっさり言わないでよぉー;」
「え?ダメだった??」
不思議そうに聞く志保に対して、若干焦りながらも、困ってる女子軍団がそこにいた。
そして、息を飲んでこう言われた。
「…ごくん、最終兵器行くよー!」
な、何っ?!
「ゆーとッ、輝ぅ〜〜」
輝は知ってるけど…裕斗てダレ??
「お、俺は裕斗だっ。じゃあなッ」
「?ね、心愛、何であの人あんなに緊張してんの?」
「それはね—」
「志保のことが好きだからだって…!」
ちょっと待って、これってどういうこと?
『それはだなー、裕斗って奴がオマエのこと好きってことだ!』
…これは、悪魔クン? ってことは、天使チャンもいるんだよね…?
『はぁい、天使寝てました☆』
と、簡単言う天使。
『んで、何だっけ?』
『ええっとなー、裕斗って奴が志保のこと好きなんだってさー。』
あっ、そうなんだ。…ってえぇッ?!
『早いけど、ゴメン。母さんが俺のこと探してる。アイスあげるっていいながら。』
悪魔に、母さんなんて居るんだ…。塚、何で探されてんだろ?
『じゃあ、天使チャンも帰るねっ。実は、3分しかしゃべれないんだッ♪ばいば〜い♡』
でも、本当に裕斗って人は私のこと、好きなのかなぁ…?
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