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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私の好きな人 ( No.11 )
- 日時: 2010/07/17 09:07
- 名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: Yp5G3QR0)
- 参照: 『私の好きな人』書いてます☆
第五話
———あの日から、数えてみるともう、一週間はたっていた。
そして、裕斗って人のことばかり考えてた。
何故だろう。
好きなんかじゃないはずなのに…。
でも、嫌いでもない。
なんだろ、この気持ち————
心愛や千夏に相談するのもいいけど、
でも、すぐウワサが広まるから止めておいてっと。
そしたら、ひとりでずっ—————
「し〜ほっ」
「誰ッ?!」
一瞬、誰かに呼ばれて声だけじゃわかんないから、叫んでしまった。
が、後ろを振り向くと、まだ一言くらいしか話していない、裕斗って奴だった—————
「あ、俺の事覚えてた?」
「ええっと、裕斗って人…ですよね…?」
年上だったら困ると、何気に敬語を使ってみたら、裕斗って人は、何故か大ウケしていた。
「あははっ、ブッ!あははは!」
(敬語使っただけで、大ウケするなんて…)
「失礼なッ」
「あ、ゴメンゴメン。…ぶっ!」
ナンダヨ、相変わらず失礼な奴ぅ。
「あの、裕斗って人は何年生なんですか?」
「え?俺?14歳の中2。」
やっぱ、年上じゃ——
「あ——っ、浮気者め…!」
今度は誰?!
「あ、私は、さくらって言います(怒)」
「さくらさん?よろしくね!」
と、ライバル視されてるのにも関わらず、志保は笑顔で答えていた。
「あ、あとアンタの彼氏、奪ってやるんだからね!!」
どういうこと———?!
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