コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私の好きな人 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/28 09:40
- 名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: Yp5G3QR0)
第七話
何故だろう、私は胸が締め付けられるような、ドキドキするような気持ちになった。
これって、もしかして、もしかして………?
……恋??
いや、そんなはずはない。だけど、本によっては恋だって…書いてあるッ!
「し〜〜ほ?」
「うわあぁっ! びっくりしたぁ」
「もぉー、そんなビビらなくていいのにぃ。」
心愛は冗談半分っぽく笑っている。
私も、苦笑いをしてみるが、やっぱダメだ。
「…どうしたの?怖い顔して。」
実は、昨日から苦笑いをしようとしても怖い顔になってしまう。
「ねぇ、何か悩んでるでしょ?小さいころから志保、そうだったもん。何か悩んでる時は、苦笑いしようとしてて、怖い顔になってたの。しっかーり覚えてるからねッ!」
やっぱ、心愛には隠せない…のかな。
正直に言おう。そう思った瞬間、風が吹いた。これは、なんだったのだろう?
「うん、隠してたつもりはないんだけどね。」
その後、私は正直な気持ちを素直に話した。裕斗のことも。全部、ぜんぶ話した。
そして、心愛はうんうん。としっかり聞いてくれていた。
「そおかー、じゃあ、志保の事裕斗も好きなんだし、告っちゃえば??」
「うん。 ……うん?!」
「だから、告白しちゃえば?って」
んんんッ??こ・く・は・く?
告白うぅぅう!!!?
「ねぇ、お願いだから… ハッキリいわないで…」
「ああ、ゴメンゴメン。」
『なあ、まじで告っちゃえばー?』
やあ、久しぶり。悪魔くん?
『はぁい、また天使寝てましたぁ❤』
今度はハートマーク付けてきたか…こんにゃろう!
『こんにゃろうってどーゆうことなの?コノヤロウ…!って事??』
そこ、どーでもいいんですけど……
『おぉーい、俺を置いてくんじゃねぇよ!!』
あ、忘れてた☆
『あはっ❤ …でしょ?』
……キメゼリフ取られた……
『まー、まー、細かいことは気にしないっと♪』
『…んで、告白とか言うのはどうなったんだ??』
『さあ、告白するんじゃない?』
天使テキト————!!!?
『あ、それならコレはどおかしら?』
『なんだなんだ?』
『告白が成功したら、真っ先に天使がこの子の代わりにすり変わるの!』
えぇーっ?!
『ちょっと待て、俺にしないか?』
『いや、天使!』
『俺!!』
『て〜ん〜…』
本体なしで話、進めないでっっ!
大体からして、成功したら私のままなんだからね!!!
『『ちぇっ』』
天使まで口調悪くなってるし———!
「あっ!裕斗…とさくらさん…?」