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第六話『オリエンテーリング』

…今日は１・２時間目体育館で部活紹介のオリエンテーリングがある！
こんなに私が上機嫌なのは、君に会えるから！
私はドキドキワクワクしながら体育館へ小走りに急いだ。
体育館につくと、もう蒼井のクラスの人達は来ていた。
蒼井を目で追っていると水那ちゃんと目が合い水那ちゃんに小さく手を振り腰を下ろした。
オリエンテーリングが初まり、１時間目の終わりのチャイムがなると先生は休憩だぞといった。
休憩時間。私は愛海ちゃんやかなみちゃんと話していたが、柚子や逢子たちが来て、愛海ちゃんとかなみちゃんは気を利かして２人でどこかへいった。
それから柚子達と話したがまたどこかへいき、１人になったので愛海ちゃん達の所へ行った。
「……蒼井だ！」愛海ちゃんの声に私は急いでどこ？と聞く。愛海ちゃんが指差した。指差す先には、君。
「佐倉と一緒にいるね」と愛海ちゃんとかなみちゃんは話す。
だんだん、佐倉と蒼井がこちらに近づいてくる。

「君だれ？」
というやつが私に声をかけた。私は急いで中村ちか！と言おうとした。
「こいつ珍獣」
蒼井がそう笑いながらいうと佐倉はそっかと笑った。
……蒼井の笑顔を見た。久しぶりだった。こんなに近くで見るのは。
——　やっぱり君の笑顔が一番好きだ。