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第八話『想い』

君に逢えるのは、学校にいく朝か、家に帰る時か、移動教室の時。
いつも、君に逢うかもってドキドキしてるんだ。
＿

『ピンポーン』
とインターホンの音が鳴ると共に私は急いで学校のかばんを背負い家を出た。
「ちかおはよ！」柚子の声に私はおはようと言った。
「今日占いが一位だったよ！」
と笑顔で話すと柚子は恋もいいかもね！と笑った。
柚子と少しだけ歩くと着く学校だけれど、そのちょっとの距離に期待してる私。
……あ、いた！蒼井と男子が歩く。蒼井の少し後ろを柚子と歩く。
ドキドキと鳴る胸の音は収まりきらなかった。
靴箱につくと急いで上履きを履いた。蒼井を目で追っていると、ぱち。
目があった。眼が合った瞬間に、ドキドキして。胸がきゅんってして。
クラスは違っても想いは変わらない。
それが恋でしょう？