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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 笑顔空 / 中学編^ω^ ( No.48 )
- 日時: 2010/07/24 18:07
- 名前: ちか ◆M4/Y.eOuE6 (ID: oYpakyoC)
第十五話『おでかけ』
私は少し動揺しながらもひとまず電車に乗り込んだ。電車は狭いし。
5人でかたまっていて、私の心臓はもう、持たないかもなと思った。
ちゆきは蒼井と凄い楽しそうに話をする。御崎くんの事が好きな逢子はなんだか気まずそう。
私はそれを眺めていた。蒼井とちゆきはなんだか似合っていて少し胸が痛んだ。
「着いたー!到着♪」
とちゆきが上機嫌に言い、蒼井と並んで歩く。
「何並んであるいてんのよ!」とは言えず…私達残りの3人はどうでもいい話をしながら歩いた。
ちゆきは、私の恋を応援しているのか。畜生!むかつく野郎め!
と心の中で暴言を吐きながら、着いた大きなショッピングモール。
ゲームセンターに行こう!となり、私達は上機嫌でいった。
ユーフォーキャッチャーでは、蒼井が何回もお金をいれてブタのキーホルダーを取ろうとする。
……取らなくていいじゃん。と思いながらも、なんだか止めることは出来ずただ見ていた。
御崎くんがサッカーフェアの景品を見て、お金を取り出し100円いれた。
回るユーフォーキャッチャーで、私の一番得意な分野の取り方。
私は御崎くんに取り方を教えたりして暇つぶしをしていた。
逢子は陰で御崎くんを応援していたのだろう。
……それから、プリクラの方へちゆきが歩く。プリクラを取ることなんて頭に入っていなかった。
「取ろうよ!」というちゆきの声に、逢子は待ってました!とでも言うように一番先にプリクラの部屋に入った。
次々とポーズをしていく中で、蒼井の隣になった時、一番心臓に悪かった。早くシャッター切れ!と私は祈っていた。
でも、今にとっては凄く幸せな思い出。
—— 好きな人と一緒に過ごせた。なんて幸せな1日なのだろう?
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