第二十話『やっぱり君』いざとなって、ふと思い出すものは——君の笑顔とか君の仕草とかとか君と話したこととか君と笑いあったこととか。本当は君の事が大好き。大嫌いなんかじゃない。大好きなの。お願いだからこっち少しくらい振り向いてよ。少しだけ期待させてもいいじゃんか。—でも、もう、片想いでもがんばるって決めちゃった。一生片想いでもいいや。君を想う事を許させて下さい。