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「はい。ストップ。とりあえず君は頭が良いんだから勉強するよりも社会的ないろいろを覚えた方が良いと想う」

おかしい・・・。実におかしい。
くっそなんで俺がこんな目に・・・。
普通の女の子に好まれたかった。
あぁ・・・これならツンデレの方がまし・・・。
・・・・・・・・・そうだ、後で涼を殺しておかないと。
一人だけ幸せにはさせないさ。
俺の幸せは親友の不幸、だろ?

「・・・龍希。私は大丈夫。好きな人ほど殺したい」

「それは大いなる間違いだ」

すばらしい語学力だ。
君は精神科の病院に行った方がいいと想う。
全力でお勧めするよ。
愛桜の未来のためにも。
———そして、俺が明日生きるためにも。

「・・・サロメって、良いわよね?」

「それは俺に首をちょん切れと申しているのかな?」

サロメなんて洗礼者ヨハネの首を所望したすんごいヤンデレなアノ人じゃないか。
ちなみに俺は洗礼者じゃないからな。
キリスト信者じゃないから。
仏教だから。転向なんてしてないんだ。

「いつも好きな人と一緒にいたいから貴方の体の一部を頂戴?」

ん？体の一部を所望と？
ならば構わない。
体の一部でいいなら———

「はい。髪の毛」

2、3本。結構痛かった。
手足じゃないがちゃんと体の一部。
これぐらいかまわないが———

「・・・有り難う。私の毛も、あげる。」

「たのむっ！これ以上俺に恥をかかせないでくれっ!」

羞恥死って、アリだと想う。