コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.18 )
- 日時: 2010/07/20 22:31
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
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2年生になってから3週間が経ち、クラス全体も落ち着いてきた。
そして今日は宿泊学習の日。
バスの中で新しくお友達になった彩音ちゃんとお話していた。
「ねぇねぇ、茅穂ちゃんってさぁ、好きな子いるぅ?」
「えっ、どうして?」
「彩音ねぇ、明季ちゃんと同じ部活なんだけどぉ、明季ちゃんがそんな事いってたからぁ」
でた!!相原明季め!!
もう〜!あたしに言いたい事があるんだったら言えばいいのに!!
「あはは・・・どうだろうねぇ・・・」
あたしはごまかした。だって明季ちゃんって子、
嫌 い な ん だ も ん ! !
中学1年生の時に、誰から聞いたのかは分かんないけど、あたしが悠也くんのこと好きなの知ってから
どうも廊下とかで合うと目が合うんだよねぇ・・・
って目が合うのはあたしも明季ちゃんのことを見てるから目が合うんだと思うんだけどね。
あまり思ったことを口に出さない子っぽいから、よく、友達を使ってあたしと話してるっぽい。
はぁ・・・。
あっちもあっちだけど、こっちもこっちだよね。
仲良くなりたいとは少し思うんだけど、
どうも仲良くなれないと思う・・・。
あたし、どうしたらいいのかなぁ・・・?
折角の宿泊学習なのに、
バスの中で、
彩音ちゃんや紗江、莉那ちゃんとずっとそんなモヤモヤした会話をしてた。
その時後ろに座ってた未琴ちゃんに声をかけられた。
「ねぇ!茅穂ちゃんって1年の時何組だったの?」
「あ、あたしは2組だったんだぁ」
「へぇ、そうなんだぁ・・・」
・・・。
こんな少しの会話だった。あはは。
あたしってなかなか会話が続かない人間だからね・・・。
仲がいい子だったら大丈夫なんだけどなぁ。
その時、悠也くんの笑い声がしたから思わず振り向いた。
すっごく可愛い笑顔で男の子たちとお話していた悠也くんを見て、
あたしはものすごくどきどきしてしまった。
“やだ、かっこいい・・・”
そんなことを思いながらも目をそらしてしまうあたし。
もうちょっと見ておきたかったのになぁ・・・。
時々、自分が考えてる事が恥ずかしくなってくる。
悠也くんと付き合ったら、
どんな彼氏と彼女になるのかな。
もし告白したら、どんな行動をとるかな。
そんなことを考えながら、宿泊施設に着いた。
この1泊2日の宿泊学習で、茅穂と悠也くんは、
少しづつ近づいていけるのでしょうか・・・?