コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.3 )
- 日時: 2010/07/29 15:09
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
1 春
今日から2年生!
茅穂は、友達の友里と一緒に登校しながらクラス替えの話をしていた。
「ねぇねぇ、友里ちゃん。何組になるかなぁ?」
「う〜ん・・・どうだろうねぇ」
「また、同じクラスになれるかなぁ?」
「その確立は低いけど、同じクラスになれるといいね♪」
そんな話をしてる間に学校に到着。
クラス替えの紙が張ってある職員室前にみんな屯っていた。
たくさん人がいる中、人を押しのけて茅穂はぐいぐい前に進んだ。
「あ!茅穂ちゃん!おはよっ!」
振り返るとそこにはひーちゃんこと、池下瞳美がいた。
「ひーちゃん!クラス替えの紙、もう見た?」
「ううん。まだだよ」
「一緒に見よっ?」
「うん、いいよ!」
人がたくさんいる中で、首を長くしてクラス替えの紙を見た。
「あ!ひーちゃん、6組だっ!」
「え!本当?」
ひーちゃんのクラスは分かったものの、自分のクラスはまだ分からない。
「あたし、何組なの?」
もう1回頑張って見たら2組のところに「鈴野茅穂」と書いてあった。
「なぁんだ、1年生のときと同じじゃん」
茅穂は中1の時も2組だったので少し詰まんなかった。
「あ!友里ちゃんは何組だった?」
「私、1組だったよ」
「あ、あたしと隣のクラス!近くてよかったぁ」
「本当!?てか、茅穂ちゃん、また2組?!」
「あはは・・・そうなんだよぅ」
茅穂はある人が気になってもう1回クラス替えの紙を見た。
ライバルの相原明季のクラスを知りたかったのだ。
「同じクラスじゃ、気まずいしなぁ・・・」
そんなことを思いながらクラス替え表をチェック。
「あ・・・よかったぁ」
相原明季はひーちゃんと同じ6組だった。
これで少し安心。
・・・と、思いきや、
クラス替えの2年2組のところに「川島悠也」の文字があった。
「う、う、嘘でしょ?!」
「茅穂ちゃん、良かったじゃ〜ん!」
ひーちゃんと友里ちゃんがあたしをひやかす。
「もうっ!やめてよっ!あたし、せいぜい隣のクラスらへんが良かったのに」
「え〜。本当にぃ?」
ひーちゃんが言う。
「本当だもんっ!」
「あはは、じゃ、そろそろ新しい教室に行こっか」とひーちゃん。
「うん、茅穂ちゃん、行こ?」と友里ちゃん。
「うん・・・」とあたし。
・・・2人にはああいったけど、
あたし、悠也くんと同じクラスになれてめーっちゃ嬉しいんだから!
すっごく嬉しい!
神様仏様、有難うございます!!
(あたしは馬鹿です)
そんなことを考えながら教室に足を運んだ。