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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.39 )
- 日時: 2010/07/24 19:27
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
7
席替えをしてから1週間経ったある日。
今日は数学のテスト。
終わったあと、隣の人と丸付けし、後ろの人が集めてくれる。
その集める人が悠也くん。
あたしの点数は90点。
今回は良く出来た方だった。
後ろの人が集めにあたしの横に来た。
「頭良いんだね!」
とか、言ってくれないかなぁ・・・
あたしは、ひそかにそんな事をおもってた。
けど、
悠也くん、あっさりスルー。
あたしは、あたしの頭の上に、でっかい石が落ちた感じだった。
なんか褒めてくれると思ってたのに。
まぁ、そんなこと、言ってくれるわけないか。
先生にテストを渡して悠也くんがこっちに戻ってきた。
そしたら、
「ねぇ」
突然悠也くんに声をかけられた。
「なぁに?」
あたしは即座に聞いた。
「点数見ちゃった。頭良いんだな」
!!!
悠也くんはそう言ったらさっさと自分の席に戻ってしまった。
悠也くん、やっぱり言ってくれた。
あたしが悠也くんに言って欲しかった事、言ってくれたぁ。
悠也くん、悠也くん、悠也くん—————。
あたし、ますます好きになっちゃうよ。
鈴野茅穂14歳。
今日のあたしは幸せオーラ満開です。
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