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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.45 )
- 日時: 2010/07/26 20:53
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
8
部活が終わり、帰る支度をしていた時、ひーちゃんに
「茅穂ちゃんごめん!今日一緒に帰れないんだ」
と言われ、1人で自転車置き場まで向かっていたあたし。
「今日は1人かぁ・・・」
家の近い友里ちゃんは今日は塾なので車。
ひーちゃんも家の用事で車。
あたしの住んでるとこ、結構人少ないんだよね・・・。
とぼとぼ歩いてたら、最近仲が良くなった可奈に声をかけられた。
「あ!茅穂!今日チャリ?」
「?うん、チャリだよ?」
「一緒に帰らない?」
来たーーーーーー!
これで帰り寂しくないぞ!!
「うん!あたし、1人で寂しかったんだぁ」
あたしは弾けるような笑みで返した。
そのとき、丁度小学校からの友達、明日菜(通称あっちゃん)からも声をかけられた。
「あー!茅穂っち、一緒に帰ろ」
茅穂っちとよぶのはあっちゃんだけ。
小学1年生の時に考えてもらったあだ名。
「今日、可奈も一緒だけどいい?」
「うん、いいよ!」
今日は3人かぁ・・・わぁいわぁい♪
あたしは、スクバを荷台に括りつけながら近くにいた美奈ちゃんに声をかけた。
「美奈ちゃぁーん!バイバーーーイ!!」
「あーーーー!茅穂ちゃぁーーーーん!またねぇーーーーー!」
ふと美奈ちゃんの横を見ると、なんと明季ちゃんがいた。
ぎょえぇ!なんでいるんだよぉ!!!
一瞬だったけど、明季ちゃんがこっちを見て、睨んだような気がした。
もうっ!明季ちゃんは、あたしになんか言いたいのかな?
はっきりしてくれればいいのに・・・
でも、あたしも話しかける勇気がないから、結局、どっちもどっちなんだよね。
人のこと言えないもん。我慢しなきゃ。
でも、
あたしは、一体どうすればいいんだろう。
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