コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.85 )
- 日時: 2010/07/29 15:05
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
12話
「・・・やっぱり、不安なんでしょ?」
と、ひーちゃん。
「う・・・どうしよう、ひーちゃあん」
「で、でも、まだ『言おうかなぁ』しか言ってないから!大丈夫だと思うよ?」
そのときあたしは、突然ひらめいた。
「そぉぉだ!!」
ひーちゃんが肩をびくっと振るわせた。
「何!!びっくりしたぁ・・・」
「あ、ごめん」
「で?何かいい案でも?」
あたしは手招きしてひーちゃんを近づけた。
「あたしも、悠也くんと遊びに行く!!」
「えぇ!!」
びっくりするひーちゃん。
「え?何?おかしなこといった?」
「そうじゃないけど・・・茅穂ちゃん、積極的ぃ」
「あはは、そういう事ね」
だって、夏休みに明季ちゃん、告るかもしれないじゃんっ!
悠也くんって、告白されたらすぐ「OK」出しちゃう人だもんなぁ・・・。
「でも、2人きりは気まずいから、ひーちゃんも行くの!!」
「なんで!?」
「なんでって、2人きりでひーちゃんもすきな人と遊びにいける?」
「・・・無理」
「でしょ?だからひーちゃんも♪」
いくらなんでも
あたしと悠也くんの2人きりだと、
あたしも悠也くんもなぁんにも話さないで終わりそうなんだもんっ!
「うちはいいけど、悠也くん、男子1人だよ?」
「じゃ、悠也くんと仲がいい竜も連れて行こう!」
「ん、竜なら賛成!!」
あたしとひーちゃんと悠也くんと竜は、小学校から仲がいい。
誘いやすいという理由もあるからね。
「じゃ、日にちはどうする?」
「今日、夏休みの計画表もらってきた!」
あたしの中学の夏休みの計画表には、全部の部活の予定表が書いてある。
えっと、お盆はみんな予定が入ってるからダメでしょ?
それから、運動部は夏休みの最初に大会があるから7月中は無理っぽいし・・・
う〜!!美術部は休みが多いからいいけど
悠也くんは陸上部。竜はテニス部。
なかなかいい日が見つからない。
「どうしようか、ひーちゃん」
「う〜ん・・・」
今日は金曜日。月曜日には終了式があるから決めるとしたら今日ぐらいしかない。
折角の中2の夏休み。
遊びに行きたいのに、
どうしたらいいの?