コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋って、難しいね ☆実話☆ ( No.9 )
- 日時: 2010/07/19 15:18
- 名前: 仁菜 (ID: 3JMHQnkb)
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新しいクラス(と言っても、茅穂は1年生の時と同じだから場所変わってない)に足を踏み入れた。
不思議・・・。
同じ教室なのに、人が変わるとこんなに雰囲気が違うなんて・・・。
しかも、
茅穂のクラスには茅穂が知っている人が少ない
“不安—————”
茅穂の頭に不安と言う2文字が過ぎった。
その時——————。
「あぁ!茅穂!!もしかして同じクラス??」
びっくりして振り返るとそこには、小学校から仲良しの高嶋紗江がいた。
「あ!紗江!同じクラスだったんだぁ!」
「同じ小学校だった女子、紗江と茅穂だけだよ」
「え!!そうなのぉ?」
「そうみたい」
信じらんなーい!!!!
こーんなにたくさん人いるのにまさか同じ小学校だった人(女子)が2人しかいないなんてぇ。
いいもーん!友達100人作ってやるっ!!
「それにしても・・・」
紗江が口をひらいた。
「茅穂、良かったジャン♪悠也くんと同じになれて!」
でた!ううう・・・紗江まで・・・。
「もぅ〜紗江までそんなこと言うんだから」
「そんなこと言ってぇ、本当は嬉しいんじゃないのぉ?」
ニヤニヤしながら紗江が言う。
「もう、紗江!」
とか言いながらも顔が赤くなってしまうあたし。
はい、本当はものすんごく嬉しいです。
その時、ちょうど悠也くんが教室に入ってきた。
“うわぁぁ、来たぁぁぁ”
少し隠れるあたし。
でも少し見たくて、チラッと悠也くんを見る。
久しぶりに見たけど、
悠也くん、前より大きくなったなぁ。
(ってあたしは悠也くんのお祖母ちゃんかっ!)
なんか、また一段とかっこよくなった気が・・・。
その時、ちょうど悠也くんと目がばっちり合った。
“ひやぁぁ!なにぃ???”
あたしは恥ずかしさのあまり、目をそらしてしまった。
悠也くんはすぐに友達のところに行ってしまった。
“声、かければよかったかな・・・”
そんな事を思いながらも席に着いた。
後ろの席には、中1のとき同じクラスだった莉那ちゃんがいた。
「莉那ちゃん、またまたよろしくね!!」
「うん!茅穂ちゃん、よろしくっ♪」
でも、
このクラスも面白そうな人たくさんいるから楽しい1年になりそうだな。
中学2年生の1年間は、どんな1年になるのか。
じつは、ものすごく静かなクラスなのか。
楽しみと不安を持ちながらも、
鈴野茅穂、中学2年生、スタートです。