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さっきのコト・・絶対怒られるよね・・
だって、今すごいオーラ出てるよ・・浩兄・・　
「なあ、翼」
その言葉に、ビクッと反応する・・
ヤバイ・・絶対怒られる・・・謝んなきゃ！！
「さっきは、ごめんなさい！！」
　　バンッ！！
勢い良く、立ち上がったために、車の天井にぶつかってしまった・・！！
「いったぁーー・・」
間近で見た兄・・
「自業自得だな、それより翼、さっきの投げ方・・・
もう、大丈夫なのか？」
いたってクールな反応・・・
大丈夫・・・？
何が・・・？？
「どーゆう意味・・？」
その言葉が予想外だったのか、兄はため息をついた
「体、大丈夫なのかって聞いてんだ！」
少しキレ気味の兄・・・さすが、低血圧ですね
・・・そーいえば、なんかさっきからずっと頭がズキズキする・・でも、関係ないよねーー
「うん、全然平気！！何ともない　これでまた空手が出来るぞぉー！！」
思わずガッツポーズをしてしまった・・・

「ダメだ　いいか、お前が日本に来た理由は空手をするためじゃなくて、女の子としての自覚を持ってもらう為に、来たんだ　新しい学校でさっきのようにあんな技使うんじゃねぇぞ！！　分かったな！」
兄が真剣な顔で私に話しかけて来た・・・
何で・・？
あんな怪我だけで大げさでしょ・・？
「・・・意味・・分かんない・・」
頭痛の痛みに耐えられるのも限界かもしれない・・
その言葉は兄のところに届いたのか、分からない
「着いたぞ」
執事が車のドアを開け、兄が最初に出た
続いて出ようと足を地面ついた途端、足がふらつき、
視界が真っ白になるーーーーー
「翼ーーーしっかりしろ！！おい、翼！！！」

兄の声が、かすかに聞こえた・・・・