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今朝の軽いアクシデントを無事乗り越えられたのだが……。

今度は、ここに来たか…。

「きゃ〜〜、翼ちゃん!!　カッコいい!!!!」

「翼ちゃん、こっち向いて〜〜!」


　　　　　　……。

「モテモテやなーー!!　翼ッッ!　女の子に!!」

練習中に奈々が小声で言って来た…。

「おいおい…、今朝の事と言い…ここまでするかぁー普通…。よっ!　翼!!」

「祐兄…なんでここにまぎれて居るんだよ!?　マズイって…。」

なんで隣りに…ってかいつから!?

「マズイのはそっちやろ…翼…。　ほら見てみーあれ…」

奈々が指さす方向を見上げると…。

ゴゴゴゴゴッッッ……——————。


「％＆＃＄□◇☆〜〜〜!!!」

「ほらね…。どうすんの…翼　何なら僕が行ってあげてもいいけどぉ〜〜?　どうする!?」

「いいよ…、自分で行くから。」

さすがに、ここまでされると…迷惑以上の問題になるよな…。　普通に考えて…

翼は立ち上がり、ざわめく入口に向かう…

「申し訳ございませんが、これ以上部の方に迷惑かけないでもらいませんか?　応援してくれるのはありがたいですが、こんな風に大会に影響が出るような事は、避けてもらいたいです!」

先輩にもこれ以上迷惑かけられない…。
少し、きつく言いすぎたかな……。

だが…。

「翼ちゃんに、怒られちゃいましたわ〜〜!!　いやん!!」

「なんか、新鮮ですわぁーー!!」

反省する気…無いよな、こいつ等…。

しかも、さっきより人増えてるし……。

「翼さん…、今日はもう上がっていいです…。」

っと、啓太先輩…。

「はぁー詰まんないっ!!　僕帰るっっ!!!」


どっ…どうしよう……。

これ、さすがにやばいよね…!!