コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: COOL GIRL ( No.22 )
- 日時: 2010/07/22 17:54
- 名前: ピーチ (ID: CejVezoo)
『さあ、試合も終盤!! 今のところ、伊野上選手の圧倒的なリードですー! 史上最年少の優勝になるのか!? 』
夢・・・?
あの・・光景は、あの時の試合だな
『勝負を仕掛けたのは、相手の佐々木選手だーー!!
さあ、どう避けるか?伊野上選手!!』
やめて・・・
お願い・・・・
やめてーーーーーーーーー!!!!!!
「翼、大丈夫か!? 随分うなされてたが・・変な夢でも見たのか!?」
目を開けたら、浩兄が心配そうな目であたしを見つめていた
「大丈夫、ごめん心配させてもう平気だから・・
ここは?」
『我が家へようこそ、翼!!』
聞き覚えのある声が、何重にも聞こえた
「久さしぶり〜〜翼ーー!! 大丈夫か!?悪かったなーこんな低血圧な兄とずっと二人きりにさせて・・・」
・・・っあ、紹介します・・この人が私のもう一人の兄です・・
浩兄と性格が真逆・・祐輔(ゆうすけ)17歳、高校二年生、スポーツ抜群成績優秀の・・祐兄です!!
「祐兄、ホント大変だったよ・・特に朝が・・」
話の途中に浩兄がせき込んだ・・
「とりあえず、元気そうだな・・・翼 今日、本当は、新しい学校の方に行こうと思ったんだが、今日は止めておくか?」
また・・・ぶち切れですか・・隣りにいる祐兄は必死に笑いをからえている・・・・
「行きたい!! ほら、もうこんなにピンピンだし!!」
勢いよくベットから降りて、二人を置いて一目散に外に出た
「おい、待てって!!翼」
ここが・・・日本の学校かぁーー
「学校を回る前に、理事長室に行くぞ!祐輔、案内してくれるか?」
「まっかせなさい!! ささ、翼こちらへどうぞーー!!」
そう、いいながら祐兄は、あたしの手だけを引っ張りながら、浩兄を置いてトコトコ歩いて行った
「浩輔ー早くしないと、ここ広いから、迷子になっちゃうョ〜〜〜!!」
笑いながら祐兄は行った・・・大丈夫なのか?
そこまで言って・・
理事長室前ーー
あらら・・思った通りの結果だった
祐兄の頭には大きなタンコブが・・あった
「入るぞ」
一瞬、大人っぽく見えた浩兄の横顔
「失礼します!」
そこに待っていたのは、見覚えのある姿だった・・・!!
「おっ・・・・お母さん???」
思わず言ってしまった、このセリフ・・・
ところがーー
「大きくなったわね、翼!!」
予想もしなかった、返事にあたしはただただ・・・
受け止めれる事しか出来なかった