コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: COOL GIRL 最終回ですよぉぉ!! ( No.307 )
- 日時: 2010/11/03 11:16
- 名前: ピーチ (ID: rE1CEdls)
- 参照: http://ameblo.jp/saluramoti016/
最終回
「COOL GIRL」 前編
翌日——————。
「つばさぁ〜、忘れ物は無いのかい??」
さっきから異様なくらい、翼の荷物にて心配し過ぎな父、大輔。
「ああ〜〜!! もうさっきから何なんだよ!! 大丈夫だって! ちゃんと確認したから!!」
朝からやけにハイテンションな父…。
「もう〜 あなたったら…翼が困っているでしょう!!本人が大丈夫って言ってるんだから……。」
母は強引に父を翼のバックから離した。
「翼、頑張るのよ!! 今日が全てじゃないわ!! 練習して来た分、思いっきり戦ってきなさい!!」
母は、父が泣きべそをかいていることに気付いたが、気にしないでっと言うばかりに、翼を見送った。
決選当日……。
翼は昨日の夜は眠れなかった。
こんなにも夜が長いなんて……。
学校に着くなり、大型のバスが数え切れないほど校門にあふれ出て居た。
「つばさぁ〜〜!!!こっちやでぇ〜〜!!!」
大型バスにまぎれて、必死に合図してくれた奈々。
「おはよう、翼!! 昨日はよく眠れた?? うちは全然寝れへんかったわ…。」
翼同様、奈々も昨日は眠れなかったみたいだ…。
「全員集まったかぁ〜? それじゃー行くぞ!!みんな、バスに乗ってくれ!」
一際顧問である、大橋さんの声が全体に届く。
翼達は、バスの運転手に一礼をし、次々と乗り込んだ。
翼と奈々は一緒に座り、バスが出発する———。
バスの中は、いったって静かだった。
「やっぱ、みんな緊張しとるんかな…?」
っと、奈々はこそこそと翼に尋ねて来た。
「そうりゃあーそうだろう……。 二年生はともかく、啓太先輩率いる三年生達は、負ければ引退だからな……。」
奈々は納得したかの様に、持参して来た音楽プレーやーを手にし、聴き始めた。
翼もまた、奈々に同様して、音楽プレーヤーを鞄から取り出して聴いた。
会場に着いた頃、他の学校も居てますます緊張に走った。
「よし、行くぞ!!」
大橋さんを先頭に桜ヶ丘高校の部員は会場の中に入って行った。
————————中編に続く———————————