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Re: COOL GIRL  ( No.35 )
日時: 2010/07/23 16:49
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

「着いたぞ」
半寝状態のあたしを起こしてくれた浩兄・・
そっかーこれからパーティするんだっけ?
車から降りて、家に入るまで何回あくびをしたのだろう・・・
『おかいりなさいませ、浩輔お坊っちゃま、祐輔お坊っちゃま、翼お嬢様!!』

家に入ると、列にメイド服を着た使用人、執事がずらりといた・・・
やっぱり凄いな・・日本って
『お二人はこちらへ、翼お嬢様はこちらへ・・!』
突然現れた年老いた方が、あたしを誘導した
『こちらが翼お嬢様のお部屋になります・・支度が出来ましたら、下に降りてきて下さいませ・・・では私はこれで・・』

ちょっと・・怖かったな、あの人・・
まあーとりあえず、部屋に入って見ることにした

   ガ————————————————ン

やっぱりこれか・・・
な・・・っなんなんだよ!!
このピンクだらけの部屋は・・・・
壁紙も絨毯もベットも机もイスもクローゼットも何もかも・・全てピンクじゃないか!!

ふと、ベットの上にある黒い袋を目にした
あれが、兄が言ってたドレスか?
まさかとは思うが・・これもピンク??
恐る恐る袋の中を見てみる・・・・・

「はっ・・・・あはははは・・」

我慢の限界だった・・
部屋を出て二階から思いっきり叫んだーー

「浩輔〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

たまたま一階に居た浩兄が、ビクリと反応した
「どうした? 翼 何か足りないものでもあったのか?」
爆破寸前・・
「どうしたもこうしたも無いよ!! なんなのこの部屋!!! 全部ピンクだらけじゃん!!! おまけにドレスもピンクじゃない! 」

     爆破———
片耳を指でふさいでいた浩兄・・
「それは、俺じゃねえーーよ! しかもドレスも俺がデザインした奴じゃねーーーよ!!」
逆ギレ混じりの叫び・・・今度はあたしが耳をふさいだ・・
「じゃあ、誰がしたって言うのよ!!!」
兄意外に考えられる人・・・
『私だが・・・何か不満でも?』
居たーー
あいつだ・・・!!!!