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Re: COOL GIRL  ( No.61 )
日時: 2010/07/25 20:57
名前: ピーチ (ID: CejVezoo)

後編

「うわぁ〜〜〜緊張してきた・・・大丈夫かなーーねえ、祐兄!!」
車内であたしは、震えながら祐兄にしがみついた・・
普段は、こんな事無いんだけど・・・何故か急に・・

「ぶはっ!! 翼がそんなに甘えるなんてな! 大丈夫だって! 普通に過ごしてればいいんだよ!! 俺は中等部だから、クラスは違うけど、いつでも遊びに来て良いぜ!!」

・・・こんな奴に一瞬でも頼れる兄だなって思ったあたしが馬鹿だった!!

そう言ってる間にどうやら学校に着いたようだ

「なんかあったら、スグに呼べよ! あと、浩輔が言った事忘れんなよ! んじゃ、初日頑張れよ!」

そう言って最後に、祐兄はあたしのほっぺにキスをした!!!!

あの・・・だからあたし達兄妹なんですけどーーって前もこんな事あった気がする・・






ここは・・・何処だろう???

伊野上翼・・今、迷ってます!!
昨日、一応確認したんですけど・・祐兄に電話したいんだけど・・・さっき別れてまだ5分も経ってないからな・・もう少し頑張って見ようか・・・・・・・

すると何処からか数人の声が聞こえた

『ねえ・・あれ、危険ですわよね! 紗希子さん!!』
『ええ・・誰か呼びに行かないと・・!!』

あんたらが呼びに行けばいいんじゃないの? そう思いながら、彼女達が見ている窓際に行ってみる・・

窓の向こうに見えるのは男五人に対し女一人が、今にも泣きそうな顔をしながら必死に助けを求めている・・・
先生はまだ来ない
『だめよっ今、先生方会議中ですもの・・行けないわ!』

さっきより、増えてる観覧の生徒たち・・・

『どうするんだ? あれ・・絶対ヤバイだろう!?』
『ああ・・先生会議だし、あいつ絶対やばい!!』

だったら、あんたらが行けばいいだろう・・
男なんだから・・・・

浩兄、祐兄・・ごめん、もう我慢の限界・・・・

勢いよく、窓を開けてしまった・・・そして二階から飛び降りた

「おい、いい加減にしろよ 怖がってんじゃん」
はーー
後で怒られるかな・・二人に
『誰だお前? 見覚えのない顔だな・・一年か?いいのか、そんなタメ口で・・』

「いいだろう? か弱い女の子一人に五人も相手なんて・・・お前ら馬鹿だろう」

壁際に座りこんだ、女・・

『お前・・女なんだから、そんな言葉使い辞めろよな!!』
突然、襲いかかって来たもう一人の男子・・

急な突進に少し態勢を崩したが、なんとか交わした
『生意気なんだよっ!! 一年のくせによ!!!』
また、もう一人・・
スカートだから動きにくい・・・

「ああ〜〜・・めんどくさい!!一気にかかって来いよ! 相手してあげっから!!!」
その言葉に目を覚めたのか・・・
今度は五人全員が襲い掛かって来たーーー!!

だが、あたしは普通に避けれた・・
一人目・溝打ちにパンチ
二人目・・溝打ちキック
三人目は・・・・・・
 
『はんっ・・なかなかやるんだなお前、だけど女だって事・・・忘れんなよーーー!!!』

いきなり飛びかかってくる男・・・
 
「危ないって言ってんだろうがーー!!!」
たまたま当たった手・・
それは彼の溝打ちだった・・
 
そして四人目も・・・・

最後五人目は
『いっ・・・いい加減にしっしろよ!! このままじゃ済まさねえからなーーー行くぞお前ら!!!』

っと行って、逃げていった・・・


「大丈夫ですか? 怪我してませんか!?」

名も知らない女に声をかけた・・・・
『ありがとう・・助けてくれて・・大丈夫よ、怪我してないから・・それより、あなたは?』

「一年の伊野上翼です 今日から、この学校にお世話になります 宜しくお願いします」


はあーーーやってしまった
周りはもう大歓声になっていた・・・・